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JR西日本福知山線事故の報に接して
昨日、JR西日本福知山線において、非常に痛ましい鉄道事故が発生してしまいました。
今回の事故でお亡くなりになられた多数の方々に哀悼の意を表し、心より御冥福をお祈り申し上げると共に、
ご遺族の皆様には心よりお悔やみ申し上げます。
また、おけがをされた方には、できるだけ早く治癒されますよう、併せてお祈り申し上げます。
いまだ犠牲になった方の救助が続いており、また、事故の全容が解明しておらず時期尚早かもしれませんが、
私は、交通政策について永年携わってきてまいりましたので、一言だけ書かせていただきます。
私は、14年前の信楽高原鉄道の衝突事故、9年前の福岡におけるインドネシアのガルーダ航空墜落事故の事故調査に関わりました。
ここで見えてきたのは、自らの責任の重さを忘れてしまった事業者の姿でした。
事故の翌日で、まだ事故原因が明らかになっておりませんので、軽率に何かを申し上げるのはいけませんが、
何より思いますのは、人の命をあずかる鉄道や航空、バス、タクシーなどの交通事業者の皆さんの責任の重さです。
安全のための仕組みが機械化し、ヒューマンエラーはおきにくいようにはなってきていますが、そうしたものを扱うのはあくまでも人間です。
「お客様を乗せていくらもうかるのか」ということだけでなく、自らの社会的な責任の重さを、経営トップから現場の社員のすべての人が強く認識を持つことが必要です。
乗客ひとりひとりの命はかけがえのないものであり、交通サービスを提供するものは、その命を預かっているのだという認識を持たなくてはいけないと思います。
(平成17年4月26日)
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