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がんばっている人が明るい未来を信じることができる

使命感を育てる教育を

紺のスーツに身を包んだ学生さんが街に目立ちます。
就職活動は一生のこと。皆さん、社会でどんな仕事をしようかと思い、悩んでいることと思います。
うまくいった方、思うようにならない方、さまざまな思いがあるでしょうが、人生は長く険しいもの。
うまくいったと思う方は、希望した会社で頑張れるよう、
思うようにならなかった方は、その思いをバネに研鑽に励んでほしいものです。

仕事をしている人に「どんなお仕事ですか?」を聞くと大きく分けて二種類の答が返ってきます。

ある人は、「毎日、重い木を運ぶ作業です。つらい仕事です。」
また別の人は、「家族の夢のマイホームをつくるお手伝いです。重労働ですが夢があります。」

ある人は、「上司のご機嫌うかがいばかりです。」
また別の人は、「上司に毎日チャレンジしてます。新しい仕事は大変です。」

どちらも、同じような仕事についての答なのですが、不思議なもので、
同じことについて、心構えでこれほども大きく違うのかと思います。

おそらく、いずれの話も、後者のような答をする人は、
日々の小さなことからも何かを発見し、自分を高めていくことができる人なのだと思います。

人間の成長は一生かけて成し遂げていくものです。
そうした意味で、勉強というのは生涯続いていくものですが、
私は、学生時代に何を学ぶかが、とても重要なのだと思います。
特に、社会にでる前に学ぶべきは、「使命感」だと思います。

若いうちに自分の使命が見えてくるなんてことはなかなか難しいことですが、
「自分は何/誰の役に立ちたいのだろう、そのために何をすればよいのだろう」
をとことん考え、師に教えを乞い、友と話し合ってみることはとても有意義なことです。

答はすぐに見えないかもしれませんが、そうしたことを続けていれば、
ある日、誰かに「どんなお仕事ですか?」と聞かれたときに、
誇りをもって「私の仕事は・・・」と答えられる日がかならず来るはずです。

ひとりひとりが、そんな風に答えられる。
我が国の教育をそうした方向にもっていくことこそが大事だと思います。
(平成17年5月17日)



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