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がんばっている人が明るい未来を信じることができる

「壊す」から「創る」へ

いよいよ特別国会が始まりました。
私の議席は正面に向かって左側の後方で、議場全体を見渡すことができます。
議場には、自民党の議席、そして何より新人議員が多く、
この総選挙が自民党の大勝であったことを改めて認識させられます。
「官から民へを推し進め、小さな政府を実現しなければならない」との、
国民の声に身の引き締まる思いです。

「小さな政府」と一言で言えば簡単ですが、やはりきちんと考えなければいけないのは、
進展する少子・高齢化社会に相応しい政府の機能とは何かということです。

現在のマスコミの論調を見ていて、憂慮するのは、
ややもすると、プライマリーバランスや公務員数の削減といった数値目標ばかりに目が行ってしまい、削減そのものが目的化してしまうことです。

米国のハリケーンや我が国の地震、台風災害でも明らかになっているとおり、
防災の役割はきわめて大きいものがあります。
また、ポスト冷戦構造やテロに見舞われるリスクがある中での外交、安全保障や
近年、急速に悪化している街の安全に対応する治安・防犯の役割も重要です。

これまでの小泉改革は、戦前から戦後にかけて構築された我が国の体制を壊すことに取り組んできました。
人口増加を前提に、経済復興・成長を目的とするこの体制は、
すでに新しい時代を迎えた日本に合わないものになっています。
この旧体制を「壊す」ことは、今回の選挙で国民から強い支持をいただいたとおり、
誰もが必要だと認めていることです。

でも、「壊す」ことと「創る」ことは違います。
企業の再構築プロセスでも見られたことですが、「壊す」だけでは答えは見えてきません。
気がついたら、前より小さくなっていただけで、自分たちの強みを活かせない組織になってしまっていた。
そんなことは断じて許されることではありません。

新しい時代はどうなっていくのか、その時代にどんな政府が必要なのか。
先ずは、新しい日本のビジョンとそのビジョンに沿った政府のあり方を国民と共有すること。
そして、政府機能の優先順位を明らかにして、メリハリをきかせた再配分を行うこと。

これから数年の議論は、我が国にとって大変重要なものになります。
そして、政治家の責任は、極めて大きいと思います。

こうした議論は、今後も、いろいろな形でお話していきたいと思います。
ぜひ、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
(平成17年10月4日)


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