農林水産大臣 留任挨拶

 
 
引き続き小泉総理より農林水産大臣を拝命いたしました。

我が国は、21世紀という時代に対応した経済・行政・社会の大きな転換が求められていると思っております。農林水産分野についても、消費者・国民の期待に応えられる、政策全般の改革が求められています。こうした折、任務の重さに思いをいたし、決意を新たに、全力でその任務にかかってまいりたいと思っております。

小泉総理からは、「消費者に軸足を置いた農政の確立」、「やる気と能力ある農業経営への施策の重点化」、
「WTO・FTAへの対応」、「規制改革・地方分権への取組」、等のご指示を受けました。あらためて私の農林水産政策への所信一端を述べさせて頂きます。

まず、健康で充実した国民生活の基礎となる食料の安定供給は、国の基本的な責務であり、食料・農業・農村基本法を踏まえ、食料自給率の向上を図るとともに、農業の構造改革を進め、農山漁村の活力低下に対応することが豊かな社会の基本であると思っております。

また、消費者の視点に立った食料・農業・農村政策の改革を更に強力に推進することが国民の要請であると認識しております。このため、食の安全と安心の確保のための施策の重点実施、コメ政策改革の遂行をはじめとする農業の構造改革の加速化、都市と農山漁村の共生・対流等の農村政策の展開、これらに邁進をいたします。

森林・林業政策につきましては、二酸化炭素を吸収して、地球温暖化を防止する森林の機能を適切に発揮させるため、「緑の雇用」の推進などを通じた担い手の育成等を推進しつつ、多様で健全な森林の整備・保全等を重点的に推進して参りたいと思います。

水産政策につきましては、海の恵みを持続的に利用していく観点から、我が国周辺水域の資源回復に着実に取り組むとともに、安全で安心な水産物の供給体制を構築してまいりたいと考えております。

国際関係につきましては、先日のカンクンのWTO閣僚会議は、合意に至らず閉会いたしましたが、今後とも、我が国の主張が反映されるよう更に全力を尽くしていく所存であります。 メキシコとのFTA交渉につきましては、食料の安全保障や農林水産業の構造改革に悪影響を及ぼすことのないよう十分留意しつつ、積極的に対応していく考えであります。
いずれにせよ、国民の皆様から信頼される農林水産行政を目指し、一所懸命取り組んでまいる所存でありますので、皆様方の御理解と御協力をお願い申し上げます。
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